2014年

10月

04日

日記

 

目黒寄生虫博物館をご存知か。
世界で唯一の寄生虫の博物館である。


私は、ひそかにその施設に興味を抱いていた。
理由は単純。「気持ち悪いものが見たい」から。
それは勝利感。そう勝利感。
本能的に嫌悪感を与えてくるヤカラたちに打ち勝つ感じ。
例えるなら、臭い靴下をわざわざクンクンして気絶しそうになる(でも笑顔)。そんなの。それが痛快なのです。

ひょんなことがきっかけで、先日そこに行くことになった。
目黒駅から歩いて15分ほど。
オシャレなインテリアショップが立ち並ぶ通りにその施設はあった。
外観はあまりにも飾り気がない。貸し事務所ビルのよう。うん、媚びないスタイル。


中に入った。
博物館というには少し狭い。が、それがいい。

寄生虫なんぞ長い時間見ていられるか(行きたいと言っておいて)。

平日だし、きっと人なんかいないだろうとタカをくくっていた。
しかし意外にも、先客がいた。外国人カップルが二組ほどいた。なんですかこの客の偏り方は。観光名所なのですか。『世界の歩き方~日本~』なんかの旅行本に『目黒に行くならココ!』って感じで紹介されているのですか。
いやいいんだそんなこと。もう大人だし外国の方に人見知りなんかしません。

こっちはこっちで寄生虫見るわ。

一階は寄生虫自体の説明、二階は症例を紹介していた。
常識人なので一階から見ます。
標本瓶にはそれぞれ白いチョロッとしたのが1,2本ずつ入っていた。
ミミズみたいなのは見応えがあるけど、米粒ほどのやつもある。
正直違いが分からない。蟯虫と鞭虫の違いがわからない。だいたい白くて細い。
口を尖らせて後ろで手を組んでフーンって感じで眺める。

 

そんななか、マダニ登場。
血を吸ったマダニは驚くほど体が膨らむ。
インパクト大のその外見に「うわっ」と身を引く。
きもいわーないわーと言いつつ凝視。これぞ気持ち悪いものを見る醍醐味。

さて、と階段を見上げ、二階へ。
途端、それまでのウキウキした気分が下降。
寄生虫によって苦しむ人たちの写真が展示されていた。
ああ、世の中にはまだまだ寄生虫が蔓延していて、苦しんでいる人が多勢いる。それなのに私は「気持ち悪いかそうでないか、インパクトがあるかそうでないか」でしか寄生虫を見ていなかった
人間が寄生虫で苦しむなんて、遠い過去のことだと思っていたけれど、今の日本でも肉や野菜なんかに寄生虫がくっついていて、それを食べてしまう可能性はゼロではない。気をつけなければならないことだったのです。はい。

神妙な面持ちで階段をおりる。
わずかながら寄付をして施設を退場。(入場無料で寄付制)


よし、ピザ屋へ行こう。
食べ物への切り替えは自慢です。

 

行った店はここ。↓
http://tabelog.com/tokyo/A1316/A131601/13003385/
マルゲリータがめちゃくちゃ美味しいの。